観葉植物はどのように生産されるか
2009年9月5日 18:00 | BIGUP | 個別ページ
観葉植物はどのように生産されるか、そしてBIGUPがどのように観葉植物をご提供しているかについて書きました。
一般的な観葉植物は、一つの種類とそのサイズについて、一つの生産農園で生産されるわけではなく、複数の生産農園で同様の規格で生産されています。
たとえば、下図のようなイメージです。そして、たとえば、これがオーガスタの8号サイズだったとします。(←矢印→ は、鉢サイズに見合った背丈が出て、綺麗でいい状態のオーガスタの8号サイズが仕上がった生産在庫がある時期を表しています。)
生産農園A | 生産農園B | 生産農園C |
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7月の赤の部分では、いい状態のオーガスタの8号サイズがない状態なので、BIGUPでもSOLD OUT(売り切れ)とします。
9月の黄色の矢印でのご注文については、生産農園A、B、Cともいい状態なので、これらの生産在庫からピックアップして、ご提供するかたちとなります。
※たとえばということで作成しましたので、実際の生産時期等この通りではなく、予め時期がきちんとわかっているわけではありません。
「いい状態のオーガスタの8号サイズありますか?」等、お問い合わせいただく場合がありますが、通常、SOLD OUT の表記で売り切れでなければいい状態でご提供可能です。
また、植物によっては、生産時期がある程度決まっているものもありますが、一般的には、春等の特定の時期にいい状態の商品が多いということもありません。
オーガスタの8号サイズ等、商品画像がサンプル画像であることもご注文の都度、いいものをピックアップし、ご提供するためですので、ご安心ください。
冬季の温室の暖房
2007年12月15日 21:00 | BIGUP | 個別ページ
鹿児島県指宿市は日本最大の観葉植物の生産地です。なぜこの指宿で観葉植物の生産が盛んになったかというと、日本列島の最南端に位置し、他の地域に比べて気候が若干暖かいということがあるかもしれませんが(海からの風が吹くので霜が降りにくい等ありますが、他の地域と比べてそれほど気温は変わりません。)、指宿の豊富に湧き出る温泉によるところが大きいと思います。
「温室」とはいっても、冬季は夜間等、何もしなければ温室の中も屋外と同様でそれほど変りません。そこで、古くから温室内の加温にこの温泉熱が利用されてきました。昔とは異なると思いますが、現在は、温室内の太いパイプに温泉を通して暖房します。
また、現在では通常の温室用の暖房機も多く利用されます。この暖房機は5℃~10℃(屋内の温度ぐらい)ぐらいを保つように温度設定され、運転します。「暖房」とはいっても、温室全体に風を送っているようなイメージに近いと思います。
ちなみにシュロチク等の越冬温度0℃ぐらいの観葉植物については、暖房をしない場合がほとんどです。ネットのみで、温室にビニールを被せない場合もあります。逆にビニールを被せてしまうと、空気が滞ってしまって、それによって葉が痛んでしまったり等の冷害が起こるケースもあるようです。
冬季の温室
2007年11月30日 15:00 | BIGUP | 個別ページ
観葉植物を生産するハウス(温室)について、だんだん気温も低下していくので、11月頃~内側にビニールを張り、冬場はビニールを二重にします。これによって、外からの冷たい空気が入り込みにくくなり、また、二重のビニール間で空気の層ができて、内部の温度を一定に保ちやすくなります。天井部分だけではなく、側面も全て二重にします。
暖かい日中は次の画像のように巻き上げて開きます。
ちなみに・・・外側のビニールも開閉可能です。そのビニールの外側には光量を調整するネット(寒冷紗)が被せられています。ネットの多くは1mm~3mmの間隔のネットを利用します。ネットは台風の時に風でビニールに穴が開いてしまったりしないように補強の役割もしています。